サイディングのメリット・デメリット

ひと昔前はモルタルが主流でした。しかし、モルタル壁は施工時間もかかり、費用もかかります。
また、モルタルはヒビが入りやすい欠点もあります。
そして、現在主流となっているサイディングが後に出回りました。こちらはモルタルにはない利点がいくつかあります。

モルタル サイディング
メリット 火に強い 板状のものを張る作業(施工時間が短い)
材料費、工費が安い
軽量で耐久性も良い、火に強い
デメリット 何度も塗る作業が必要(施工時間がかかる)
材料費、工費がかかる
ヒビが入りやすい
熱を吸収しやすい
コーキングの劣化が目立つ

サイディングとは

建物の外壁に使う板で15~60cm幅の板を建物の外壁に横方向あるいは縦方向に釘・金具などで取り付けて使います。デザイン性、施工性に優れており、一昔前のモルタル壁やタイルに代わり、近年では新築の約8割がサイディングを使用しています。
金属系や木製、樹脂系の材料は、メーカーごとに形状にかなりばらつきがあります。厚みは12mm~35mmくらいの材料がありますが、窯業の35mmとなると本物の石のようにみえ、リフォームで張り替えるだけで、まるで新築かと思うほどの仕上がりになります。

窯業系サイディング

窯業系サイディングとは、セメント質と繊維質を主な原料にして、板状に形成したものです

  1. 地震に強い
  2. 防耐火性に優れている
  3. デザインが豊富である
  4. 住宅の耐久性向上のための通気構法が可能
  5. リフォーム性にも優れている

など利点があります。
モルタルに比べて工期が短く、柄や色などのバリエーションが豊富なことから、窯業系外壁材が主流になっています。
また、近年では30年保証のものや、雨水で汚れを落とす材料なども開発されています。

金属系サイディング

表面にスチールやアルミ材を使った材料で、芯材には断熱材、裏面にはアルミ加工紙が主に使用され、プレスして模様を浮き上がらせたりして(エンボス加工)、オシャレな感じに仕上げられています。重さも軽く、 特徴としては、材料が軽いので既存壁の上や足場が組めないような箇所に施工されることが多くお家にかかる負担を軽減させてくれます。近年はモダンな外観の流行で、金属ならではのシャープなストライプ柄の材料がよく利用され、シンプルでシックなイメージのサイディングが多く、できるビジネスマンとか、気品のある清楚な奥様のような雰囲気を醸しだしてくれます。

  1. 表面がガルバリウム鋼板で、芯に断熱材が入っており、窯業系などの外壁よりも断熱性が高くなる。
  2. 軽量のため基礎や柱に負担をかけない
  3. 表面が金属の板のため、水が内部に沁み込んでくるという心配がない

※シーリングが不要なわけではありません。実際は結合部分や、窓の周辺にシーリングを行います

木製サイディング

昔ながらの杉板張りも、今も活躍しています。
最近は、準耐火認定を取得した商品もあり、木は火に弱い!というイメージは過去の物となりつつあります。
木製サイディングは、 防火地域のものは、薬剤処理した無垢材を使います。 その他の地域は、デザインの好みで塗装するか、無垢材のまま使うか、を選ぶことが出来ます。
メンテナンスは、塗装されたものは、5年に一回程度、塗り替えが必要です。 無垢材のままの場合は、そのまま経年変化を楽しむ感じです。

  1. 木ならではの質感を実現できる
  2. 経年変化により生まれる、天然木ならではの味わいが特徴

※防火制限のために、市街地では木製サイディングの採用は難しいケースが多い

各メーカーから様々な工夫を凝らしたサイディングが続々と発売されています。

光触媒コート

紫外線により汚れを浮かせ、自然の雨により洗い流す「セルフクリーニング効果」が特徴。

光セラ

無機系樹脂・無機系紫外線吸収剤のダブル効果で長期間色あせをカット。長年にわたり色あせ・日焼けを防ぎます。

他にも、サイディングのデメリットでもあるシーリングをほぼ必要としないものや、本物の石を使ったものまで、沢山の種類がございます。

カタログ・サンプル等ご覧になりたい方は、是非当一度ご来店下さい。

外壁以外のサイディング使用もおススメ!

室内にサイディングを使用するだけで、オシャレ感がかなりアップし、高級感がでます。

HARIYAは万が一に備え工事賠償責任保険に加入しています。