直貼り工法の確認方法
こんにちは 🙂
久しぶりの投稿です(;^_^A
だんだんと寒さも和らぎ春が来そうな予感がします♪
今日は施工の様子ではなく、一昔前の直貼り工法をご説明しようと思います。
サイディング材直張り工法とはその名の通り壁体内部の柱に構造用面材を直張りして、
その上に防水シートを貼り付けてサイディングを貼り付ける工法です。
10年~20年ぐらい前に主流になっていた工法で今現在不具合が頻繁に起きている工法です。
主な原因は内部結露の湿気を逃がせない工法の為、
建物の外側と内側に温度差によって発生した結露(湿気)がサイディングの裏側と防水紙の間に留まってしまい、
サイディング材に浸透してしまいます。
結露の浸透が進行すると、サイディング材の塗料が剥がれてしまったり、膨れてしまったり、
最悪の場合内部腐食につながる言われています。
このような事態を避けるため、現在では通気工法が主流となっております。
空気の通路をしっかり設けることが重要で、張り付けた胴縁と胴縁の間には30mm程度の隙間を設けることが必要です。
また現在では法が改正されたため、瑕疵担保保険に加入するためには通気工法のサイディング壁にすることが必要不可欠となりました。
技術は日々進歩していますね!
では、自宅がどの工法で建てられているのか気になりませんか?
資料など残っていればいいのですが(;^_^A
確実なのは剥がせば全てが分かりますが、それでは大掛かりになってしまいます(;^ω^)
なので私がお勧めできる方法は、建物壁の一番下に付けられている水切を見ます。
水切とサイディングの隙間を確認して下さい。
通気工法と直張り工法では奥行きが違って来ます。
長さサイディング分だけの厚みしかなければ、直貼りです。
通気工法には通気層を設ける為
外壁材内部に通気胴縁で構造用面材の上に防水シートを施した後に
その胴縁が設置されている工法なので胴縁分の厚みがあります。
直張り工法にはそれがありません。
またL型に曲げた針金とかでも確認できます。隙間が空いて入れば、すんなりと入るはずです。
ちなみに、直貼り工法のご自宅はあまり塗装はお勧めしません。
出来ても、塗料の種類を限定しての施工になるかと思います。
その辺も踏まえて一度ご相談されると良いかもしれませんね。
もし気になった方はご自宅の水切り部分を是非チェックしてみてくださいね 😀